イタにち日記。

イタリアでの生活、外から考える日本のこと、感じたことをつれづれ書いています。   何よりも数年後の自分自身がこの感覚を忘れないように。

イタリアンキッズの夏休みの過ごし方 ①都市編

7月5日晴れ。

 

イタリアは長い長い夏休みが始まった。

小学校なら約3か月。

ヨーロッパの中でも長い方。

 

日本のような学童や学校のプールというものは

この国には存在しないので、

都市に残る組みは当面の間サマースクールへ、

バカンス出発組は山や海へとでかける。

 

サマースクールと言っても、

夏期講習のように勉強をするわけでは

もちろんない。

 

色々なタイプがあり、

基本、朝から夕方までお昼ご飯込みで過ごす。

運営団体は教会から私立学校や

スポーツクラブ…と様々で、

料理やゲームなどワークショップをするもの、

英語で活動するもの、

スポーツ三昧で1日を過ごすもの、

アートに力を入れたプログラムなどなど。

 

子どもを楽しませることに重点が置かれているので

とても楽しそうな姿を公園やプールで見かける。

 

だが、当然ながらお金がかかる。

教会はボランティアで運営されているので

とても少額か無料だと思うが、

他は週100€~200€程度、それが2週間・3週間…

しかも子ども2人いたら…結構な家計への打撃。

 

だから都市に残りながらも

ノンニ(祖父母)たちと過ごし、

サマースクールに行かない子どもも見かける。

 

これは金銭的な問題以外に、

極端に言うとイタリア人には

根底的に学校へいくことは、

子どもにとってストレスだという価値観が

あるからかなと私は感じているのだが。

(日本の価値観と大きく異なり、いつか書きたいネタ。) 

 

子どもにとっては楽しい夏休みでも

頭を悩ませるのはどこの国の親も一緒。

イタリアでも問題になっていて、

経済的負担からも、夏休みを短くできないかという

ニュースを読んだ。

 

ごもっとも。

だって、幼稚園(3-5歳児)は

1か月長く開校しているんだもん。

小学校だってやればできるはず!

 

私が子どもの頃は旅行以外では

ラジオ体操と宿題して、

学校のプールへ行った思い出しかないのだけど、

朝6時半に起きてラジオ体操するなんて、

イタリア人、何て言うかな(苦笑)。

 

 今日はこの辺で、Ciao!