イタにち日記。

イタリアでの生活、外から考える日本のこと、感じたことをつれづれ書いています。   何よりも数年後の自分自身がこの感覚を忘れないように。

家を受け継ぐということ。

12月16日(日) 曇。

 

最高気温は3度。

寒過ぎる。

 

あっという間にクリスマスムード真っ盛り。

DUOMOのツリーは毎年異なる

スポンサー企業によって飾られ、

広場は観光客だけでなく地元住民でも

ごった返し。

 

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件名のことについて書こう。

以前、夏休みの過ごし方で山や海にも

家を持っている人が多いと書いた。

相続税が安いらしいと。

 

真面目に調べたら結構ビックリな日本と

イタリアの差だったので

このご無沙汰なブログにぜひ書こうと思った次第。

 

細かな控除などの情報は割愛するが、

イタリアは法定相続人(配偶者や子供)はざっくり1億円まで非課税で

それを超えても4%らしい。

 

 一方、日本は速算表で5千万円以外で20%。

1億円で30%。

 

複雑な計算をせずともいかに日本の相続税が

高いかは想像できる。

 

こちらに来て、みんながあまりにも

山や海に家があり、

また、結婚前の独身用住居を賃貸にしている人も多い。

 

なんと資産の多いことか。

 

そして単に家を継ぐだけでなく、

その人間関係も代々受け継いでいく。

 

日本で"代々"なんて使う家って多くないし、

改めて、日本てまだ最近豊かになった

国なんだなぁと考えさせられ、

第二次世界大戦の時の失われ方が

イタリアとは違ったのかなぁと感じるのだけれど、

税金の違いで後に繋いで行ける確率も

異なるのではないだろうか。

 

そんなことを考えている時に

こちらのラジオで、日本の空き家率の話題が流れた。

秩父や奥多摩が例になって

コメンテーターはその数字よりも

"mamakai"だったか、私でも聞きなれない

地名??にすごく食いついて

終わった(苦笑)

 

家族、友達との集いが増える年末。

日本にいても忘年会、お正月と

人との繋がりを温かく感じる時期である。

拠り所になる家が欲しいなぁ。