イタにち日記。

イタリアでの生活、外から考える日本のこと、感じたことをつれづれ書いています。   何よりも数年後の自分自身がこの感覚を忘れないように。

ロシア旅行で気づいたこと。

5月1日

 

月並みだけれど、月日が経つのが早い。

春に入ってからは一層加速している気さえする。

 

少し前、

元号が「令和」に決まったね、好き?

どう思う?

と、台湾の友人に聞かれたときは、

心底困った。

本当に何もコメントが出なかった(苦笑)

 

 

これを機に、行政手続きは年号を

西暦だけにしてもえらたら有難いなぁ…程度だったけど

いざ変わり、改めて色々考えると、

年号がある文化というのもいいなと感じた。

因みに、イタリアのヤフーやラジオでも

天皇退位はニュースになっていた。

 

さて、3回も書くつもりがなかったロシア旅行だったけど、

(サンクトペテルブルグにも行きました)

最後に、大した気づきではないけれど、

それだけ残しておきたいです。

 

1つは、サンクトでとても流暢な

日本語を話すロシア人のガイドさんがいた。

難しい単語も知っているし素晴らしかった。

 

もちろん、彼女の語学力をどうこう言いたいのではないし、

不満も一ミリもない。

 

ただ、ふしぶし間違えがあったり

イントネーションが違うせいで、

その単語が頭に想起できなかったりした。

 

 

久しぶりにネイティブではない人の日本語を聞いて

あーーー、私のイタリア語ってこんな感じなんだなと

思ったのだ。

 

時折、イタリアで日本人と国際結婚している人の

日本語を聞く機会はあるけど、

国際結婚ではないこのガイドさんの日本語は違った。

 

恐らく仕事でしか使わないから、

想定外な、例えば子どもからの質問には対応できなかった。

 

言語ってツールでしかないのに

どこまで行っても…。

そんな私の立ち位置を見せてもらったような気がした。

 

もちろん、私のイタリア語レベルは

彼女の日本語よりもずっと低いので

根気よく聞いてくれている

イタリア人たちに心から感謝だ。

 

2つめ。

前回の記事とも少し重なるが、

なんとなくベールに包まれている国に旅行したのが

久しぶりだったからだろうか、

旅行前のドキドキ、

想像していなかったことへの感動、

帰国してからも興味が増していくこの感じ。

でも、正直住むのはちょっとどうかな…という。

 

そう、きっとイタリア人も日本に旅行したら

こんな感じなのかもしれない。

と気づいたこと。

 

今のご時世、想像できないことってあまりなくて、

ましてやヨーロッパ内旅行する限り、

もちろん各国魅力的だけれど、

想像は、はるかには超えない。

 

行きたい国は沢山あるけれど、

生き急いで旅行しまくるよりも

楽しみは取っておいた方がいいのだろうか。

 でも明日死んでもいいように極力悔いはないように

 しょうもないせめぎ合い