イタにち日記。

イタリアでの生活、外から考える日本のこと、感じたことをつれづれ書いています。   何よりも数年後の自分自身がこの感覚を忘れないように。

私の目にうつる日本のナゾ ⑤緊急事態宣言

1月21日晴れ。

 

緊急事態宣言が出されてから

1週間以上経ったのかな?

学校も有難いことに開校されており、

習い事も通常通り。

 

変わったと言えば、

公立の学校を使ったスポーツ練習や

区の大会は中止になった。

車の数は減った気がするし、

地下鉄に乗っている人もいつもの同じ時間帯より

少ないように見える。

 

医療状況を考えれば、ミラノでロックダウンしていた

あの春の時のように、

兎にも角にもケガや病気をしないこと。

気を付けなければいけないのはCovidだけではない。

 

でも私はあの時のような緊張感を感じていない。

それはCovidのことがあの時よりも

分かってきているからというのが

大きな要因だとは思っている。

しかし、それだけではない気がしている。

 

昨夜、自粛警察に怒られそうだけれど

よく行く近所の飲食店に行った。

ご存知の通り19時でアルコールは終わりだし、

20時閉店なので、18時頃からサクッと。

 

したらば。

 

ほぼ満席だった。。。

 

地下の大きくない4人テーブルが4つと

カウンターで15席程度の狭い店で。

 

なんでここに行ってしまったのか。

いつも行くときは空いているので

平日にこんな人気だとは知らなかったとか、

反省ポイントは色々あれど。

 

19時頃に駆け込みで入ってくる人もいて、

仕事が終わってご飯食べようと思ったら

そりゃそうだよな。

という時短営業の負な光景をまじまじと見た気分。

 

近所にあるスーパーの1つにはアルコール消毒がない。

あるスーパーでも自分以外使っている人を見たことがない。

(もちろん、徹底しているところも多い)

 

いやぁ、厳しいです。

 

至るところで流れる

「不要不急の外出は控えてください」の

アナウンスが、

残念ながら滑稽にすら感じる今日この頃。

 

 

 

私の目にうつる日本のナゾ ④

1月18日(月)曇りときどき晴れ

 

久々の投稿でコレか。という気もするのですが

 

日本に帰国してはや、5か月くらい経つ。

未だにしっくりこないまま生活を送っている。

 

色々書こうと思っていたままになっていて、

今日ついにはてなブログを開いたきっかけは

自分のお財布の重さにハッとしたからだ。

 

カードが多すぎる。

ポイントカードは前々から認識していたので

今は極力作らないようにしている。

イタリアでももちろん、メンバーにさせようとするけれど、

アパレルなどはレジで電話番号で情報出してもらえるので

カードをいつも携帯せずとも問題ない。

お財布に入れているのはスーパーのカードのみ。

これすらもスマホに纏めている人多数。

 

そこで、

何が嵩張っているかって、

診察カードだ。

このただかだ数か月で自分の、子どもの、犬のと

8枚。

 

ミラノでももちろん通院していたけれど

初回に保険証に基づく情報を登録していて、

その後は都度、名前と生年月日だけでOKだった。

 

日本でも診察の際にPCで入力している姿を見るようになって何年も経つし、

全然難しいことではないと思うのだけれど…

なぜでしょうか。

 

私の目にうつる日本のナゾ ③

今日も、日本のテレビでは不安を煽っている。

 

でも東京もGo Toに入れるかもしれない。

 

ようやく自粛しながら大腕を振って旅行に行っていいのかもしれない。

 

文字にすると尚更よく分からない。

 

 

不安を煽り続けるマスコミが殆ど報じない

イタリアでの統計がある。

 

 

感染した人の80%が、今も後遺症というか

感染前にはなかった身体の変化を感じているということ。

子どもでは川崎病が増えているということ。

 

イタリアのあのどん底のような

医師と看護師が不眠不休でも回らない状況は絶対に避けなければいけない。

変異や後遺症もまだまだ分からないことが多いから

気を付けなければいけないことは絶対だ。

 

でも、病院側の構えもあの頃とは違うだろうし、

私の1年と子どもの1年は価値が全然違うと思うので、

私は気を付けながら、極力普段の生活を送っている。

 

デング熱のような致死率ではないですしね。

 

恣意性のない正しい情報を伝えること。

これは私が今回のパンデミックで体感した大事なこと。

 

ところで、

最近コロナ云々以上に

私は日本の8月の自殺者が1,800人超というニュースに仰天した。

他の人たちはどう感じているのだろうか。

 

 もっと考えなければいけないことは沢山ある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の目にうつる日本のナゾ ②

これはナゾというか、

生活習慣の違いだけれど。

 

イタリア人は「働かない」イメージがありがちだと思う。

確かに夕方仕事を終えるのは日本より早い。

 

でも、その代わり彼らは朝が早い。

というのはあまり知られていないのではなかろうか。

 

家の修理や業者などは8時から稼働しているし、

美容院も9時から。

 

エスプレッソとクロワッサンの朝食を

バールで食べる習慣もあるからか、

パン屋さんは超朝早いし、

バールも6時半頃から開いている。

 

久しぶりの日本で気づいたのは

朝が遅い。

 

その分、午前中にできることが限られていて

遅い方に引きずられていく。

 

ここ数日私が直面しているのは

パン屋さんのオープン時間。

 

朝ごはんに焼き立てパンを買ってきて食べることは

想定されていないのだとつくづく感じる。

朝から中で準備をしているであろうに勿体ない。

 

日本の朝食はやっぱり白飯か。

 

 

 

私の目にうつる日本のナゾ ①

東京でびっくりしたこと。

 

ゴミ箱がない!!!!!

 

道端にあるごみ箱はペットボトルか缶のみ。

 

コンビニでアイスコーヒーを買って

歩きながら飲んだ日には、

家までプラスチックカップを持ち帰った。。

他のコンビニに入って捨てるの気が引けますよね。。。

 

ある日、子どもが駅の近くのコンビニで雪見だいふくを買って

まんまと1つ落とし、

このご時世、3秒ルールもちょっとな…と思って

捨てようとコンビニに戻ったら

なんと、ゴミ箱がなかった。

 

「ゴミ箱ないんですか???」の質問に

店員も「あーーーそうっすね」

 

しかも駅にもなく、

そして乗換した新宿駅にもなく、

30分以上雪見だいふくを手に持った子ども。。。

 

家の最寄り駅でようやく見つけた

「その他のゴミ」はキラキラ輝いていた。

 

駅に掲げられた「減らそうプラスチック」

 

ゴミを捨てることにお金がかかることは十分知っています。

でも、減らすのはプラスチックを使った商品であって、

プラを捨てられるゴミ箱ではないと思うのですが。

 

イタリア人と犬。

日本に帰って来てしまったけれど、

書こうと思っていて今まで放っておいてしまったことを

ちょろちょろ書こうと思います。

 

イタリア人は犬が大好き。

 

散歩している人の数、

犬連れOKのレストラン、

地下鉄やトラム、

火を見るよりも明らかとはこのことだろう。

 

でも、実際に自分が買ってみると

日本での様子しか知らない自分の想像をはるかに超えて、

彼らは超絶に犬が好きだった。

 

犬連れ同士が散歩中に会話するのは想定内。

 

しゃがみ込んで撫でて可愛がってくれる。

なんて序の口。

すごい人は歩道に座って戯れる。

 

ある日は、スーパーで見知らぬお爺さんに

犬用ビスケットをもらった。

 

ある日は、見知らぬ人から犬の公園デビューの手ほどき。

 

子どもに対してと同じくらい

愛情あふれる社会。

 

犬嫌いの人には生活しにくい社会かもしれない。

 

でも、苦手なものよりも好きなもの方が、

1つでも多い方がいいなと思うし、

小さな人や動物に寛容な社会は

色々な人にとっても生きやすい社会ではないかと思う。

 

イタリア生活でもしも可能なら、

犬を飼う生活を超絶お勧めしたい。

 

 

 

 

 

イタリア人と日焼け。

イタリア人は日焼けが大好き。

夏を満喫した象徴だ。

 

だから、海に行けなくても

街中で焼いている。

噴水の周りに寝そべったり、

公園で水着で焼いたり。

 

ロックダウン中もマンションの中庭で

毎日、ビーチタオルを敷いて

日焼けしている家族もいた。

 

一方、私は日本人にしては美白意識が薄い。

日傘も帽子も不要。

長袖とか無理。

しかも紫外線を吸収しやすいから、

日焼け止めを塗っても焼けている。

 

陽を浴びることは確かに大事だ。

でも、そんな私でも公園にいる時は

日向にい続けることは憚られ、

焼けるのがいやというより

健康上の理由から紫外線を避けたい。

何よりも暑いし。

 

久しぶりに公園で会った友人親子。

子どもたちが遊んでいる間、

ベンチに座って話そうと…

「太陽に当たろう!これで少しは焼けるしね!」

 

むむ・・・。

 

NOと言えない日本人。

 

この国の人たちに

紫外線を浴びすぎることは

皮膚に良くないという認識が芽生える日が

やってくるのだろうか。

 

時はもう2020年である。

オゾン層もだいぶ破壊されていよう。