イタにち日記。

イタリアでの生活、外から考える日本のこと、感じたことをつれづれ書いています。   何よりも数年後の自分自身がこの感覚を忘れないように。

朝の溜息。

7月10日くもり時々晴れ。

 

 郷に入ったら郷に従っている私だけれど、

どうしても好きになれないことがいくつかある。

その中の1つ。

 

車事情。

 

今朝もイライラすることがあった。

 

イタリア人の運転、どんなイメージだろう?

 

クラクションをよく鳴らす?

運転が荒い?

 

えぇ、その通り。

 

車を運転すればスリルと苛立ちを

感じることができる。

 

イタリアで運転してまず驚いたこと。

白線がない。。。

 

対向車との間の線はある。

時速70㎞の車専用道路にも白線はある。

でも余裕で車が3台くらい並べるような道路でも

突然、白線がなくなるのだ。

 

電車も車も線に沿って並ぶことが当たり前という

教育を私は戸惑った。

 

しかも、我先に行きたがるのこの国の人たち。

結構な無秩序となる。

 

 

信号が変わる瞬間は

サーキットのスタートのような緊張感。

さらに前方は先細りの時は

横の車と先頭を争う勢い。

 

この国の人たちは何をそんなに急ぐのか。

 

さすがフェラーリの国、

F1の血が流れてるんだなぁ。。。

と思う。

 

今朝は、私は交差点を直進したくて

赤信号で停まっていた。

左側から交差点を横断する車がどんどんくる。

その横断先の道はすごい渋滞をしていて、

交差点中ほどまで詰まっている。

 

日本であれば、信号が変わる可能性も考えて

横断する前で停まる。

というか、それがルールなのだろう。

 

ところが、イタリア人は青信号の間とりあえず進む。

前が詰まっていても、とりあえず進む。

結果、交差点はバイクすら直進できない間隔で

車が渋滞した。

私は直進の青信号の間、

進むことができなかった。

 

はぁ。。。

 

 夏の出だしがゆっくりなミラノで

溜息しかでない朝だった。