イタリアで交通違反をしたら。
7月13日(金)晴れ。
イタリアの緊張感あふれる道路事情につづき、
車の罰金について今日は書こうと思う。
日本でも駐車違反や
一時停止をしなかったのを
運悪く見つけられてしまった場合、
罰金と免許点数が減点されるが、
払った経験はそう多くないと思う。
なぜなら、運が悪い時だけだから。
一方、わたくしイタリアに来て3年、
何度罰金を払ったか覚えていないほど払った。
(ちなみに、イタリア人でもよくある話。)
イタリアに着いたばかりの頃、
青線の有料駐車場にチケットを買わずに駐車してしまった
まさに青い経験に始まり、
うっかりバス・TAXI専用レーンに入ってしまった、
うっかり制限速度を10キロ超えてしまった、
旅先で一般車両規制エリアにうっかり入ってしまった、
などなど、
全て「うっかり」が原因。
でも、この「うっかり」を逃がさないのがカメラ。
イタリアで警察官が日本のように取り締まっている姿は
一度だけ、スピード違反の取締りを見た以外、
見たことがない。
一方、至る場所にカメラがついていて
このカメラに撮影されたナンバーをもとに、
罰金の通知が届く。
通知がきて初めて
違反したことに気づくことがほとんど。
(駐車違反は警察&公共交通機関のATMがチェックしている)
ちなみに、通知がきてOR駐車違反の紙を受領して
3日とか5日以内だと割り引かれるので
思い当たるふしがあれば、すぐに払うにかぎる。
減点される場合は、その旨についての通知も入っている。
ただ、カメラ設置場所はネットで確認できるので、
普段スピードを出して運転している人も
このポイントだけは気を付けるようで、
はたして意味があるのかは・・・。
しかし、日本のように
「何で今日に限ってあんなところで隠れて取り締まってるんだよ!」
的な、警察に対する恨めしい気持ちは
あまり湧かない。
実は、昨日まで、日本の警察もあんな
陰湿かつマニュアルなやり方で
重箱の隅をつつくようなことしないで
自分たちはもっと他の凶悪犯を捕まえるとか
別なことにエネルギー使えばいいのに!
と、この記事も書こうと思っていた。
でも、今朝
ウインカーを出さない
左折レーン守らない
が日常茶飯事な光景を見ていて、
あの抜き打ち検査のような、
隠れて取り締まっているからこそ
日本の秩序のある運転マナーが守られているのかもなぁと
と思った次第である。
どっちもどっちだな。