イタにち日記。

イタリアでの生活、外から考える日本のこと、感じたことをつれづれ書いています。   何よりも数年後の自分自身がこの感覚を忘れないように。

イタリアの長距離バス

7月30日(月)晴れ。

 

今回初めて利用した長距離バスについて

情報と感想を書いておこう。

 

 

 

今回、私が利用したのはFlix Bus。

こちら。

www.flixbus.co.uk

ヨーロッパ中を走っているようなので、

今更かもしれませんが。

 

料金について。

料金設定はLCCのように需要に応じて値段が変わっていき、

なぜか、片道は子ども料金よりも大人料金の方が安かった。

チケット購入時に座席を1.5€で指定できる。

指定しないと空いている席に座るのだと思うけれど、

同行者と座りたいとか、少しでも不安材料は減らしたかったので

私は往復ともに予約した。

荷物はスーツケース1つと手荷物1つが料金に含まれている。

スーツケースなど預け荷物も

記名のタグを必ずつけるなど、結構しっかりしてる。

 

路線。

ミラノはLampugnanoという赤線の駅が主要ターミナル。

そこからイタリア国内では

北方面はクールマイヨール、ベネツィア、

南はイタリアの踵まで路線があるよう。

主要都市へ格安で行くのはもちろん、

空路や電車で行きにくい、

まさに痒いところに手が届くという感じ。

 

イタリア旅行でかなり使える手段だと思う。

 

時間。

前回の記事でも書いたように

きっちり時間通りとはいかない。

でも、その先の乗り継ぎがなければ、

許容範囲の遅れレベルだと思う。

主要場所では乗務員がバスの運行状況を連絡していたので

テキトーではなさそうだ。

 

運転手さん。

正直、日本で長距離バスの事故が増えて以来

長距離バスという選択肢に躊躇していた。

格安ということは、

やっぱり運転手さんの労働環境が過酷なのかなと心配で。

 

今回の往路では出発地から

2~3時間くらいの場所で運転手が交代した。

帰路は運転手ともう一人乗務していた

待ち時間に他のFlix busを見ていると、

他の路線も2名で乗務しているものもあった。

なんとなく安心感を覚えた。

 

これは完全な私の感覚だけれど、

イタリア人の国民性的に

長時間過酷な労働をするってあり得るのかな…

少なくとも、日本ほどではないと思う。

 

車内空間。

座席幅は十分広い。

充電もできる。

お手洗いもある。

 

最後に、

やはり、電車のように身動きが取れないので

本当に長い時間移動するのはキツそうだけれど、

電車では行きにくいなぁと諦めていた場所が

急に選択肢になり、わくわくする。

 

今回、何よりもおぉ!と思ったのが、

バス車内の時計があっていたこと。

 

は?と思われると思うけれど、

イタリア来てから未だかつて

正確な車内時計にお目にかかったことがなかった。