イタにち日記。

イタリアでの生活、外から考える日本のこと、感じたことをつれづれ書いています。   何よりも数年後の自分自身がこの感覚を忘れないように。

休憩時間と遅延、どっちが大事?

7月29日(日)晴れ。

 

夏休みに入り、私のペースも緩んできた。

日本ほどではないにせよ、ミラノもとても暑い。

 

今日はバスでの旅行から帰ってきて

なるほどなぁと思ったことについて。

 

初めてバスを乗り継ぐ旅行での復路で。

 

ミラノ→A地点→B地点と

いずれも数時間に1本しかバスはなく、

 

行きのA地点での乗り継ぎは、

着予定と出発予定が同時刻で計画した私。

 

 

 

はい。

ご想像の通り、

ここはイタリアだということを忘れていた。

 

ミラノの出発が20分遅れ、

10分巻き返したものの、

B地点へ行くためのバスは出てしまい90分待つことに。

待つって本当に疲れる。

 

なので、復路は悩みに悩んだ。

 

B地点10:45発→A地点11:35着予定

A地点→11:45発ミラノ行きのバスを予約した。

A地点からB地点は50分ほど。

10分の余裕ありと見込んだのだ。

 

当日。

B地点10:45発のバスはA地点からの折り返しで、

A地点から5分遅れ10:35に到着した。

 

あー良かった!ちゃんとバスが来たと

早々に荷物を載せ、

運転手さんに時間を確認すると、

「15分休憩するから出発は10:50くらいだよ。」

 

え????????

 

5分遅れたから運転手さんの

休憩時間が10分になるのではなく

バスも5分遅れる。

 

これぞイタリアと日本の感覚の違い。

 

誰も文句言うことなく、10:50に戻ってきた運転手さん。

そこから運転手さんにお金を払って

切符を買ったりするので

実質10分遅れくらいで出発。

もうハラハラドキドキしながらA地点に到着。

運よくミラノ行きのバスも2分遅れで

A地点に到着したので、

待ち時間なしで乗れて本当にホッとした。

 

つい日本の感覚で時刻表通りに運行することが

当たり前だと思ってしまったので、

5分遅延分取り返すものだと

思い込んでしまった私。

 

Punctualであることはもちろん望ましいけれど、

日本での長距離バスの事故を思い出し、

命を預かる運転手さん、

きちんと休憩はした方がいい。

日々、こういう感覚の積み重ねが大切なのだろう。

 

 

何にせよ、運転手さんの休憩が

ぴったり15分で助かった!