イタにち日記。

イタリアでの生活、外から考える日本のこと、感じたことをつれづれ書いています。   何よりも数年後の自分自身がこの感覚を忘れないように。

クーラーのない生活。

8月1日(水)晴れ。

 

連日35度を超える暑さが続くミラノです。

日本からみればまだマシだよと言われそうだけれど、

日差しが強いので外を歩くのは辛いものがある。

 

さて、そんな暑いミラノで

私はクーラーを使うのをやめた。

大そうな理由はない。

もちろん、暑さの質が違う日本で

同じことを勧めるつもりは毛頭ないです。

 

日本では当たり前すぎるクーラー。

外を歩く時以外は

ほぼクーラーのある生活だった。

 

でもこっちに来て、

クーラーのある家が絶対的に

少ないことに気づいた。

そしてなぜか、網戸もないのだけれど、

暑い時期は避暑地にいるから、

元々ミラノもここまで暑くはなかった、

とか色々理由はあるのだろう。

 

ふと、うーん…クーラーなくてもイケるかも?と思い

クーラーをやめて3度目の夏。

クーラーを使わなくなってから、

確かに暑いのだけれど、

身体が快適で、

自然に順応している気がする

とでもいいましょうか。

 

風を感じると心地がよく、

なんとか扇風機でやっていけている。

 

日本がこんなに暑くなったのも

やれ温暖化だ、やれヒートアイランド現象だ

と色々言われているけれど

そりゃ、沿岸部を高層ビルが遮り

無計画に建物が乱立していたら風も通らないよな。

とか素人は思うのだけれど、

どうなのでしょう。

 

こういう都市づくりに関して、

都市国家としての歴史が長いイタリアから見て

日本て未熟なんだろうなぁと思ってしまう。

 

 

ま、日本に帰ったらガンガン、クーラー使うと思うけど。