イタにち日記。

イタリアでの生活、外から考える日本のこと、感じたことをつれづれ書いています。   何よりも数年後の自分自身がこの感覚を忘れないように。

捨てられない。ついでにゴミの話。

10月1日(月)曇りどきどき雨。

 

あっという間に10月になってしまった。

ミラノの秋は短く、

そして、その先の冬は霧深く空が重い。

ちょっと気持ちもどんよりしてくる。

 

タイトルの捨てられないもの。

 

日本に帰国したときに買った

本当にしょうもないものが

未だに捨てられない。

 

それは成田空港で買ったペットボトルだ。

もちろん中身の水は飲み終わっている。

 

クオリティが高すぎる。

キャップもしっかり閉まるし、

ペコペコしないし。

 

原価高いんじゃないかな?

とか心配になってしまうのだけど。

 

出先で捨てられるしと思って、

水を入れて持って出かけ、

結局まだ持っている。

 

そいうえば、イタリアはペットボトルも含めて

プラスティックゴミとして分別され、

リサイクルされる。

旅行している限り殆どのEU内の国はそんな感じ。

 

来てみてびっくり、

生ごみは生ゴミとして回収、

プラとアルミ、ビン、紙類と分別していくと

雑多なゴミはすごく少ない。

いかに日常のゴミの殆どがプラかが分かる。

 

分別基準も細かく決まっていて、

建物全体でゴミを回収されるのだけれど、

抜き打ち検査で違反が見つかると

その建物に罰金が科されるらしい。

 

私が住んでいた都内の自治体は、

ペットボトルはペットボトルとして回収してたけど、

プラは全て可燃ごみだった。

すごく便利だと思っていたけど、

灰の行き場はいずこへ?

調べたら、東京ではアスファルトなどに使われているらしい。

 

なるほど。

 

「ゴミ」として捨てる量そのものを

減らす風潮から見ると、

日本はリサイクル後進国らしい。

アスファルトになることはリサイクルではないのか?

 

私はイタリアにせよ日本にせよ、

相手のゴミの分別姿勢で

ついつい人となりを見てしまう。