イタにち日記。

イタリアでの生活、外から考える日本のこと、感じたことをつれづれ書いています。   何よりも数年後の自分自身がこの感覚を忘れないように。

日本もサマータイム?いやいや…

9月2日 (日)曇りのち晴れ。

 

すっかり秋の風が吹くミラノ。

驚くほど一瞬で肌寒くなり、

薄めのダウンを着てる人もいる。

かと思えば相変わらず半袖半ズボンもいるのがイタリアらしい。

 

一気に秋が深まり

あっと言う間に冬がやってくる。

とともに、早くサマータイムが終わって欲しいと

思うようになるのがこの季節。

 

日本での東京オリンピックに向けた

サマータイム導入の議論に便乗して、

私が想像する日本のサマータイム導入について書こうと思う。

 

まず、結論から申し上げると

反対だ。

 

なぜなら①2時間早いって相当キツい。

②時間を謳歌するのが下手な日本では割に合わないと思う。

からだ。

 

①私はこの3年のイタリア生活でしか

サマータイムを経験したことはない。

国や生活スタイルで全然違うと思うが、

1時間程度は誤差というか、

ちょっと夜更かししちゃったかな

くらいの範囲で、

忘れていて日曜日の朝、

スマホとアナログ時計が

1時間ズレていて気づいたこともあるほど。

 

要はそのくらいのインパクトで済んでいる。

 

だから夏に向けてワクワクし、

サマータイム中は外にいる時間は長くなり、

夕飯の時間も遅くなり、

私たち日本人でもそれなりに謳歌する。

 

一方、10月に入ると起床時間でも

外はまだ暗く、7時を過ぎて漸く薄暗くなり始める。

毎朝、早くサマータイム終わってくれ!

と思うほど、

身体が求めている。

 

だから、森さんが提案した2時間は、

想像するにかなりな差で、

1時間や30分ご飯が前後することには

適応できても、

2時間も早くご飯て食べれるかな?

とか思うし、

エイや!なアジャストが必要なんじゃないかと思う。

しかも老若男女問わずだから尚しんどい。

 

②イタリアは冬でも夏でも

仕事が終われば帰るので、

帰宅時間は総じて日本より早く、

だから夏は例えば、18時半に帰宅しても

子どもを公園に連れて行くことができる。

 

また、20時半に夕飯を食べ終えても

まだ明るいので、

夕涼みの散歩がてらジェラートを

食べに行くこともできる。

 

 

一方、日本ならまだ高いところにいる陽を見て

まだまだ仕事できるよね、

と思う気がするし、

子どもの教育的にもベッドへ行く時間に

こちらより厳格なので、

明るさがデメリットになるはずだ。

 

身体への負担、システム対応などもろもろ

乗り越えるだけの気温差も

楽しさも享受できるとは想像できないのだ。

 

 

と、書いてはいるが

結局、日本も限定的にサマータイムが

導入されるんじゃないかと思う。

そして私はまた、

そんな政治の様子にガッカリするのだろう。