イタにち日記。

イタリアでの生活、外から考える日本のこと、感じたことをつれづれ書いています。   何よりも数年後の自分自身がこの感覚を忘れないように。

ついにきた封鎖。

 

少し前から、ロンバルディア州全体にレッドゾーンが拡大されるという

見方は出ていたけれど、ついに発動された。

正確にはロンバルディア州はオレンジゾーン。

 

ロンバルディア州を封鎖する文書のドラフトが出回ったことに端を発してか?

昨夜は南へと脱出しようとする人が多かったよう。

 

案の定、今朝はスーパーの入り口に長蛇の列のニュースを見た。

でも我が家近所のスーパーは普段より人が多いかな?

という程度だった。

 

「隔離」という表現を聞くと

大変な事態に聞こえるけれど

実生活は殆ど変わらない。

バールやレストランは客同士の一定の距離を保って

かつ18時まで営業を行う。

スーパーも土日は閉まるらしいが、営業する。

 

つまりこの数週間の生活を送りつつ、

ロンバルディアから出るなよ。ってことなのだ。

(→事態はもっと深刻でした。すみません)

 

学校が休校になって2週間が経ち、

周りのイタリア人たちを見ていてつくづく思ったのだけれど

彼らはたくましい。

というか、

日本人は今も「自粛」ムードMAXで、

銀座も人が少ないようだけれど

(毎日通勤電車には乗ってるのに苦笑)

このちょっと過剰に持つ特性が

彼らには足りない。

 

当初から隔離されていた地域で

COVID19に感染し、

隔離されていた人たちが

警察の包囲網もくぐり抜け

スキーに行ってしまった。

 

そういう国なんだと思う。

 

子どものクラスも半分以上の子どもがミラノにはいない。

まともに家でじーーーっとしている人は本当に本当に少数なのだろう。

 

法律で縛らないと、出てしまうのだ。

 

ということで、ニュースの字面から想像するよりも

穏やかな平和な感じです。

 

私が気になるのは、

周りの友人に誰か感染した人知ってるか聞いても

誰も知らない。

こんな小さな街なのに。

一方、日本は家族の身近な人で2人感染している。

一体どういうことなのだ?