イタにち日記。

イタリアでの生活、外から考える日本のこと、感じたことをつれづれ書いています。   何よりも数年後の自分自身がこの感覚を忘れないように。

ローストビーフ男とミネストラ男

9月17日(月)晴れ。

 

朝晩涼しくなり、

食卓でもミネストラの

登場回数が増える季節になってきた。

 

タイトルについて書く前に補足として、

 

ミネストラとは野菜や豆がたくさん入ったスープで

野菜が小さいとミネストローネになるらしい。

日本でミネストローネというと、

トマト味でベーコンが必ず入っている気がするけれど、

イタリアのミネストラは

トマト味とは限らないし

入る野菜や豆も色々。

 

ついでに言えば、野菜からいいダシがでるから

コンソメなどの顆粒もいらない。

 

それで今日のタイトルについて書きたいことは、

日本男子とイタリア男子の料理の違いについてだ。

 

日本での私の友人や同期だった男は、

草食系とは逆のタイプが多い。

 

そんな彼らもパパになり、

「俺もめっちゃ料理するで!」(関西人が多いので関西弁)

とアピールされる時になぜかみんな必ず作るのが

ローストビーフなのだ。

 

一昔前の家庭的な女性アピールの

「得意料理は肉じゃがです」的存在なのだろうか。

 

週末にローストビーフを仕込み、

奥さんと美味しいお酒を

家で飲むという展開なのだけど、

そのときはへぇーーーーと思って聞いていた。

 

一方、こちらイタリア。

サッカーや公園遊びが終わるのは19時過ぎで、

お母さんが子どもといると

お父さんが家で食事を用意しておいてくれたりする。

「パパがミネストラ用意しているから」

という率が高い気がする。

野菜を切って煮込むだけなので、簡単だからかもしれない。

 

何が言いたいかというと、

たまの週末に作るローストビーフはただの趣味で、

日常的に作る料理は決してオシャレなものではないということ。

 

料理もやる男アピールしてるけど

そういうことじゃないと

ローストビーフ男子たちに言いたい。

 

イタリアのパパたちは、

私たちの世代を見ると日本よりも遥か遥かに

家事・育児参加率は高い。

でも昔からからずっとこうだったわけではない。

今後、様子を聞いて書いていきたいと

思っているテーマの一つ。