イタにち日記。

イタリアでの生活、外から考える日本のこと、感じたことをつれづれ書いています。   何よりも数年後の自分自身がこの感覚を忘れないように。

イタリア男はいつからイクメンになったのか?を考察する。➂

11月2日(金)雨

 

毎日毎日雨ばかり。

悪天候の中、久しぶりに会った友達と

イクメンの話をした。

 

彼女の旦那さんはかなり多忙だ。

でも、毎回ではないが、

夫婦で保護者会に出席している。

 

 

なぜか?

 

旦那さんもとても興味があるらしい。

子どもがどんな場所で日中を過ごし、

担任がどんな先生なのか、

クラスメイトの保護者がどんな親なのか。

 

おじいちゃんはどうだったかと聞くと

母親任せだったそうだ。

 

祖父母世代は皆無で、

少し上の世代で男性の育児参加が議論され、

私たち世代で実際に育児するようになった。

 

ということは、

きっと日本も今の20代の人が親になったら

父親の保護者会参加率あがるのかな。

 

それに加えて、

教育システムの違いもあるように思う。

 

この国には公立や私立という区分だけでなく

バイリンガル、モンテッソーリなどなど

教育方法が色々ある。

そして、多くの学校ではクラス替えはなく、

担任は永遠に担任なので、関係は濃密だ。

 

授業内容も担任によって変わり、教科書も変わる。

だから興味がわくのは当然なのかもしれない。

 

つまり、日本は担任の資質の差はあれど

授業内容は指導要領で決められていて、

北海道から沖縄まで保証されている。

これって凄いなと思うところだけと、

が、ゆえに個性もない。

 

日本の学校もそれぞれ特色はあるけれど、

オルタナティブ教育のある国と比べると、

やはりその特色は限定的だ。

 

 

よく言えば安心して任せられるのかもしれない。

だから大して興味がわかない???

 

 

日本のイクメン後進度は、

そもそもの教育環境であったりと、

一概に男女共生事情だけではない要因も

あるかもしれないけれど、

少し前は今の日本のようだったわけで、

未来が明るく見えてきたような・・・。