イタにち日記。

イタリアでの生活、外から考える日本のこと、感じたことをつれづれ書いています。   何よりも数年後の自分自身がこの感覚を忘れないように。

子どもは風の子ではないらしい。

11月10日(土)雨。

 

今日は空の見た目も、体感温度も寒い。

昨日までは、寒そうに見えるのに

結構温かくて、着込んで出かけると

汗ばんでしまうような感じだった。

 

そんな天気でも、寒さに敏感なイタリア人は

がっつりダウンを着ている人も多い。

 

日本は同じような人種の人が多いので

きっと温度の感じ方も似ているのだろう。

なんとなく周りが着ているアウターを意識していたし、

一足早くダウンを着始めると、

「え、早くない???」てな反応は多々あった。

 

でもここは、様々な出身地を持つ人たちで

構成されているので

実に着ている服の季節感も様々。

 

10月はまさにそんな時期で、

薄いダウンを早くも着ている人もいれば、

Tシャツや肩だしの人がいたりする。

いつ見ても、面白いなぁと思う光景である。

 

しかし、イタリア人一般的には

寒さに弱い。というか、

冷えることをすごく気にする。

 

子どもにもかなり厚着をさせ、

ちょっと2・3分外に出るだけでも

パーカーを着せ、ダウンを着せ、

チャックが開いていようものなら

追いかけて閉めてあげる。

 

私の小学校時代は

子どもは風の子、元気の子。

みたいな標語があったし、

自分の子どもが生まれたときも

子どもは大人よりも1枚少なく、と教わった。

(子どもの方が体温が高いので)

 

ここは真逆。

落ち葉の絨毯がきれいな公園でも、

この季節は閑散としていて、

余計哀愁を感じる。

 

日本が恋しくなっちゃう。