イタにち日記。

イタリアでの生活、外から考える日本のこと、感じたことをつれづれ書いています。   何よりも数年後の自分自身がこの感覚を忘れないように。

イタリア人に心折れる

2019年も終わろうとしているこの数週間、

今さら、疲れるイタリア人について。

 

私は、

我ながら贔屓目に見ても

イタリアが好きで、

イタリア人も好きで

だからこそ、

イタリア社会の中で

生活しようとしてきた。

 

なのにこの数週間、

私が悪いのか、

これがイタリアの嫌なところなのか

大したことはないのだけれど、

兎にも角にも、

彼らに苛立ちとストレスを感じることが

多くて、

初めて「イタリア疲れたな…」と感じた。

 

文字にするとしょうもないことばかり。

 

決して相手を騙すつもりはない。

悪気もない。

でも何かが違う。

 

この手のことに直面するのは

私だけではなくイタリア人も同様のようだ。

 

でも、彼らはさほど気にしていない。

 

つまるところ、

生まれてきてからの耐性が

違うのではなかろうか?

 

きっちり、正確であることを

大事にする日本という星から

やってきた私には

想像できない感覚で

生きている人たちがいる。

 

例えばこんな感じだ。

内容は本当に下らないので容赦ください。

でも今のわたしはこんな事にヤキモキしている。

 

イタリアには日本のお中元とお歳暮並か

それ以上に、クリスマスと年度末にプレゼントを

学校の先生や習い事の先生に贈る習慣がある。

これについてはまた書こう。

 

子どもの習い事の監督が

12月にクリスマスとは別で

バカンスを取ると

10月くらいに宣言した。

その日程が最初は12/5から1週間だったのが、

気付いたら10日間くらいになっていた。

それでも12/15だか16には帰国するので

クリスマスランチどうしようかー

なんて本人を交えて話をしていたのに。

 

最後、出発間際に

「で、どこ行くんだっけ?」と

聞いたら

「タイに20日間」とな。

 

あれ??

 

よくよくきっちり計算すると、

クリスマスはタイですか??

 

あたし、

皆んなのお金集めて

あなたへのクリスマスプレゼント用意してるんだけどなぁ。

 

と気付いたのは翌日の明け方。

 

こういう贈り物は時期を逃してはまずい。

と明け方に気づいた

私の「やってしまった!」感。

 

お金を集めて取り仕切った責任からか、

よく分からない後悔と申し訳なさで一杯。

そしてなぜ、皆んな教えてくれないのか?

私が外国人だから気を使ってる?

タイまで飛ぶようなバカンスが

そんなに日程がフレキシブルなものなの?

 

年明けに渡せばいいじゃんと

言ってくれたけど…

それはそうなのだけれど…

 

プレゼントを渡すだけの

大したことでは無いことは

十二分にわかっている。

何とも説明できないショックとモヤモヤを

拭いきれないまま2週間過ごした。

 

で、

 

結局、

彼は17日間で帰国した。

 

そして何とかプレゼントも

クリスマス前に渡せた。

 

なんなんだろう。

 

こういう壁、

なんなのだろう。

 

やっぱり、

日本人のくせに、

何かしようとするからこうなるのかな。

 

自分が意図し、想像しているものと

返ってくるものがズレているんだよなぁ。

 

これはイタリア語云々ではないのだと思う。

 

私のコミュ力のなさと、

お互い前提に描いているものが

違いすぎるのか。

 

何より、こんな事に心折れる自分にもうんざりだ。