イタにち日記。

イタリアでの生活、外から考える日本のこと、感じたことをつれづれ書いています。   何よりも数年後の自分自身がこの感覚を忘れないように。

私だけではないはず・・・

1月31日

この数週間、どんどん加熱するコロナウィルスのニュース。

 

それに合わせて中国からの直行便がとまり、

ここミラノのチャイナタウンでの春節を祝うイベントは中止となった。

 

友人たちとの会話の中で、

最近帰国した中国人家庭教師の話が出てくると

「その人、大丈夫なの?」

「チェックしたほうがいい」

「マスクつけて会った方がいい」

 

中国人に見られがちな私も、

「この人大丈夫なのかな?」と

知らない人には思われているのだろう。

 

日曜日はAREA Cだけでなく、

ミラノ市内全域で車禁止というほど

かつてない大気汚染のひどいミラノのせいなのに、

なんてことのない、ちょっとした咳をするのもためらう。

 

元々中国に対してネガティブなこの国で。

 

少し前に、子どもの試合で

「中国人がいるぜっ」と子どもと2人指さされたことがある。

 

フランスで中国人の店員が接客を断られたり、

中国人の子どもが学校で「コロナ」と

からかわれていることがニュースになったようだが。

 

どうしよう、

今週末の試合で「コロナウィルス」と指さされたら。。。

 

今まで感じたことのない「差別」というものにドキドキしているのは

欧米に居住するアジア人みんなではないだろうか。