イタにち日記。

イタリアでの生活、外から考える日本のこと、感じたことをつれづれ書いています。   何よりも数年後の自分自身がこの感覚を忘れないように。

イタリアの産休・育休について

1月28日(月)晴れ。

 

久しぶりに10度を超える天気予報。

にもかかわらず、家の中は隙間風と暖房が調整悪くて寒い。

 

今日はイタリアの産休について知る機会があったので

書いておきたいと思う。

 

まず、日本は産前6週間、産後8週間が原則

だと思っていたけど、

産前は本人の希望で出産直前まで働くことは可能。

産後も希望で6週間後から出勤可能らしい。

産休中は健康保険から、育休中は雇用保険から67%、

181日目以降は50%支給されるというのがざっくりなところ。

 

一方、イタリアは産休として5か月間。

今まで産前1か月産後4か月もしくは産前2か月産後3か月

という2択だったけど、今年から医者の承諾があれば

産前ギリギリまで働いて産後に5か月近く取得することもできるようになった。

この間は給与は会社が100%支払う義務がある。

 

一方、育児休暇はMAX6か月で、

この間は日本の社会保障みたいな機関から30%支給。

育休中の収入面でいえば日本のほうが断然手厚い。

 

しかし、この最大6か月のすごいところは

とても柔軟性があるところ。

日本同様連続して6か月まで取得できるのはもちろん、

毎週金曜日だけ休んで最大6か月まで休んでもいいし、

毎年1か月の育休を6年間取得してもいいのだ。

これを9歳まで使える権利があるらしい。

子どもと一緒にいるための休暇なので

子どもの予防接種のために使ったとか、

そんなケチ臭いことは言わなくてよい。

 

家族の形態も、仕事もみんな人それぞれ。

だから色々な選択肢があったほうがいい。

それに尽きる。