イタにち日記。

イタリアでの生活、外から考える日本のこと、感じたことをつれづれ書いています。   何よりも数年後の自分自身がこの感覚を忘れないように。

ミラノのコロナウィルス

あれから1週間が経った。

 

先週の金曜日。

ロンバルディア州で初めて感染者が出たニュースが

バールでも持ちきりだった。

翌日土曜日は、子どもの試合に普通に行って、

コロナウィルスは話題ではあったけれど、

翌週のSettimana Bianca で山に行く人も多く

どうなるのか不安はあれど、普通の土曜日だった。

 

ミラノは27日・28日とカルネバーレで連休だった。

さらに一部の学校はSettimana Biancaという雪山へ行こう!休暇だった。

 

ところが。

日曜日の午後には学校の1週間休校が決まり、

夫のミラノのオフィスも月曜日には在宅もしくは

時差出勤が決まった。

 

即決。

とにかく決断が速い。

大袈裟だと言う人もいるし、

その後に起きたスーパーの空っぽ具合から

みんな確かに煽られてはいたかもしれない。

 

でも、あんなウタウダと中国から人を入国させ続け、

ダイヤモンドプリンスから下船した人を

公共の交通機関で帰した国より、

検査もしてもらえない国より、

人混みに気をつけろと言いながら

毎日満員電車で通勤しなければいけない国より、

よっぽど安心感があった。

 

こっちでいう厚労省の責任者の記者会見も

外国人の私が見ても緊迫感があった。

 

あるべき国の政治ってこう言う事なんだと、

見せてもらった気がする。

 

さらにイタリアに惚れてしまうじゃないか(苦笑)